117: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/17(水) 11:43:54.98 ID:90KdAnqB0
滑らかに大胆で。
緻密さと繊細さをもって。
細部にまで目を奪われる。
そして、速水奏を覆い隠すような光と暗闇の演出。はっきり言ってこんな演出は欠陥だ。
それなのに、速水奏はこれでいいと言わんばかりの説得力と絶対的な存在感を示す。
隠しても隠しきれない輝き。見せつけられて、魅せられて。誘われて惑わされる。
絶妙なバランス感。明滅するライトの演出。綱渡りしていくような危うさを覚えつつも、速水奏は悪戯っぽく見え隠れ。
次第に観客は身を委ね始め、ケミカルライトはリズミカルに揺れた。さながら音の奔流がうねるよう。
速水奏は会場を支配していた。
いけ、見せてやれ。もっともっともっと。
サビ。
音が跳ねては引く。牽引されていると思えば途端に突き放される感覚。爽快に飛び抜けていく姿を見せつけられる。
どこまでも自由に。
誰よりも美しく。
速水奏はステージに存在していた。
歌が終わり、アウトロ。途中、お辞儀を交え、ラストのカウントアップ。曲の終わりともに、再び暗転。
つかの間の静寂が訪れる。直後、割れんばかりの歓声。ケミカルライトは大きく振られ、感動の大きさを物語った。
成功だ。大成功。
点灯後入れ替わりで次のアイドルがステージに上がって、速水奏のステージの終わりを実感した。
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