過去ログ - 文香「大きな古時計」
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32: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:13:25.34 ID:a2seU7mk0
ゴーン、ゴーン、ゴーン...

時を告げるベルは優しく文香を包んだ

そして声高らかに店主は言った
以下略



33: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:13:57.05 ID:a2seU7mk0
知った顔がこちらをのぞき込んでいる

ありす「文香さん...!」

ありすは感極まって目端に涙を浮かべながら文香へと抱きついた、そしてはっとしおずおずと椅子にかけ直した
以下略



34: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:14:27.11 ID:a2seU7mk0
Pは文香が例の時計屋の前で倒れていたこと、たまたま店主が文香の事を知っていて346プロダクションにも連絡してくれた事(この事を口外しない事も)、軽度の熱中症だった事を端的に話してくれた

文香は平謝り、Pも心配こそすれ怒ってはいませんと伝える

そして文香はある事を思い出した
以下略



35: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:17:00.53 ID:a2seU7mk0
更新が少し遅くなりました、お待たせしました
佳境は過ぎましたがまだもう少し続きますので御付き合いお願いします
文章力、語彙力の不甲斐なさを感じますね..


36:名無しNIPPER[sage]
2016/08/03(水) 17:35:42.31 ID:ampnHRsA0
待ってる


37:名無しNIPPER[sage]
2016/08/03(水) 18:10:00.41 ID:JC07owm2o
乙です


38: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/05(金) 01:53:25.66 ID:zre/IM/I0
一週間後、無事ロケは敢行された、文香以外にとっては

スタッフと共に時計屋に入るとあの時と同じ店内ではあったが、唯一違う点があった

店主があのお爺さんでは無かった
以下略



39: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/05(金) 01:54:21.96 ID:zre/IM/I0
文香「あの、すみません、この方は...」

店主「ああ、これは親父ですよ。この大きな時計が有るのもこの親父のおかげ。まあ親父への誕生日プレゼントだったみたいなもんですからね。近所ではちょっと有名でね、中には買いたい、なんて人も居るんですよ。まあ売らないですけどね」

文香「この方は今?」
以下略



40: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/05(金) 01:55:09.07 ID:zre/IM/I0
自分の経験はまるで物語の様なお話ではないか

とても幸せそうな親子愛に、こんなにも愛されている時計に感情移入しない文香では無かった

文香「時計も、お父様も、とても喜んでいます。いえ、喜んでいるでしょう」
以下略



41: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/05(金) 01:55:42.58 ID:zre/IM/I0
そしてロケは終わった

スタッフが撤収し文香も帰ろうとした時、店主はこう言った

店主「優しそうなお嬢さん、自信を持って頑張るんだよ、さようなら」
以下略



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