過去ログ - 【モバマス】的場梨沙「悲しみのエレクトラ」
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1: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 17:55:49.06 ID:Nvyw8WAOo
※ヴァリサパパの一人称視点でお送りします。

過去作
【モバマス】江上椿「永遠ブルー」
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【R18モバマス】輿水幸子「少年のファクトリア」
【R18モバマス】佐久間まゆ「運命シンドローム」

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2: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 17:56:52.65 ID:Nvyw8WAOo
「梨沙、大きくなったらパパのお嫁さんになるんだー♪」

湯船に浸かっている時、ふと娘が私を嬉しそうに見てこう漏らした。

「ハハハ。嬉しいけど、パパと梨沙は結婚できないんだよ」
以下略



3: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 17:57:27.21 ID:Nvyw8WAOo
一番大切なものは何かと聞かれたら、私は家族と答える。

そして、一番悩んでいる事は何かと聞かれても、私は家族と答えてしまうだろう。

十四年前、有望な社員だった私は
以下略



4: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 17:57:53.83 ID:Nvyw8WAOo
理紗が生まれて間もない時期だった。

会社の取締役が汚職をスクープされ、マスコミに晒され問題になった。

私は毎日その尻拭いとして事務処理や対応に追われた。
以下略



5: ◆6hd8iZ6PR.[saga]
2016/08/01(月) 17:59:07.73 ID:Nvyw8WAOo
そんな環境にあったからだろうか。

梨沙は妻よりも私の方に好意を向けるようになった。

世間一般では、ほとんど家にいない父親は影が薄い。
以下略



6: ◆wEtMsRvT8U[saga ♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:00:17.35 ID:Nvyw8WAOo
そんな環境にあったからだろうか。

梨沙は妻よりも私の方に好意を向けるようになった。

世間一般では、ほとんど家にいない父親は影が薄い。
以下略



7: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:00:53.10 ID:Nvyw8WAOo
そんな環境にあったからだろうか。

梨沙は妻よりも私の方に好意を向けるようになった。

世間一般では、ほとんど家にいない父親は影が薄い。
以下略



8: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:01:43.64 ID:Nvyw8WAOo
さて、小学校も中学年になると、女の子も多少色気づいてくる。

そんな歳になりながら娘の梨沙は、まだ私と風呂に入っていた。

妻とは入りたがらないし、一人よりも私と入りたいようだ。
以下略



9: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:02:18.42 ID:Nvyw8WAOo
「パパ……パパってば……」

夜中に呼び掛けられて起きてみると、梨沙がいた。

彼女は私の体にうつ伏せになって密着していた。
以下略



10: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:03:03.20 ID:Nvyw8WAOo
「学校でちゃんと習ったよ。好きになった男の人と
 女の人はセックスして愛し合う、って。
 でもパパはずっとママとセックスしてないよね。
 それって、パパとママが愛し合ってないって事でしょう」

以下略



11: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:03:30.20 ID:Nvyw8WAOo
「だからね、アタシがママの代わりをしてあげる」

梨沙は私に体を預けてスキンシップを取った。

「皆言ってたよ。男の人ってエッチな気持ちを抑える事が出来ないって。
以下略



12: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:04:04.07 ID:Nvyw8WAOo
そこで私は翌日から、妻と何とかよりを戻そうと努めた。

恐ろしく冷え込んでいたので中々仲直りは出来なかったが

彼女の主張を全面的に肯定して平謝りに謝った。
以下略



13: ◆K1k1KYRick[saga ♀♀♀♀♀]
2016/08/01(月) 18:04:30.23 ID:Nvyw8WAOo
しかし私たちの仲がやや改善されたのを見て、梨沙は面白くなさそうにしている。

彼女は以前にも増して妻と対立の姿勢を深めた。

彼女の悪口を逐一私に耳打ちし、最後には妻と別れた方がいいと勧めた。
以下略



14: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 18:05:00.47 ID:Nvyw8WAOo
そんなある休日、家のギスギスとした雰囲気に堪えられず

一人で公園に散歩に出かけた。

そこでいつも座っているベンチに腰掛けて一息ついていると
以下略



15: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 18:05:26.90 ID:Nvyw8WAOo
「大変だったね」

職質から帰ってきたその男に、私は缶コーヒーを手渡した。

彼はハンカチで汗を拭きながらありがとうございますと丁寧な礼をして一気に飲んだ。
以下略



16: ◆K1k1KYRick[saga]
2016/08/01(月) 18:05:53.21 ID:Nvyw8WAOo
「えー! アイドルになんかなりたくない!」

プロデューサー君と後日オーディションを受ける約束を取り付けた。

その日も私は梨沙と一緒に風呂に入っていた。
以下略



17: ◆K1k1KYRick[saga ♂]
2016/08/01(月) 18:06:36.28 ID:Nvyw8WAOo
「おおー、このコが娘さんですか! 確かにこのビジュアルなら
 アイドルとして充分資格がありますよパパさん!」

オーディション当日、私は彼に梨沙を会わせた。

以下略



18: ◆K1k1KYRick[saga ♂♂]
2016/08/01(月) 18:07:12.67 ID:Nvyw8WAOo
「どうですか、梨沙は言う事を聞いてくれるかな?」

「うーん、それなんですが、ちょっと苦戦してますねパパさん。

『なんか目線がキモいファン多くない? プロデューサー、追い払ってよ!』
以下略



19: ◆K1k1KYRick[saga ♂♂♂]
2016/08/01(月) 18:07:47.94 ID:Nvyw8WAOo
「もしもし」

「あっ、パパさん。何でしょうか」

「いや明日は梨沙の誕生日でね。お祝いをしたいと思うのだが」
以下略



20: ◆K1k1KYRick[saga ♂♂♂]
2016/08/01(月) 18:08:14.00 ID:Nvyw8WAOo
「梨沙、私が彼を招待したんだよ」

「えーそんなー! ……もぉ〜! アンタもいるとか聞いてないわよ!!
 せっかくの二人きりのディナーだったのに!」

以下略



21: ◆K1k1KYRick[saga ♂♂♂♂♂]
2016/08/01(月) 18:08:59.89 ID:Nvyw8WAOo
重役との会合の時だった。

私は席を外してメールを見る。

「パパさん、こんばんは」というタイトルで
以下略



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