過去ログ - みほ「釣りガール、はじめます!」
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41: ◆s2tmI36vx6[sage saga]
2016/08/02(火) 09:55:49.35 ID:Anl4r+D30
みほ「…ふふ、もう寝ちゃった。今日一日頑張ってくれたもんね。ううん、優花里さんはいつだって頑張ってくれてるよね」ギュッ

みほ「私ももっと頑張って、もっと楽しく生きていけるように…私らしく」

好子「…」ソロー

みほ「っ!?」

好子「あ、いいのいいのそのままで」ヒソヒソ

みほ「アノ、なんて言っていいか…スミマセン・・・」

好子「いいのいいの、そっちの気があるんならおばさん応援しちゃうわよ?」

みほ「それは…ない…と思うんですが」

好子「そうなの?…ザンネン」

みほ「あの、今日は本当にありがとうございました。私、こういう家族の団欒ってあまり経験がなかったから…とても楽しかったです。
お父さんにはびっくりしましたけど」

好子「困った家長さんよねー。まぁこればっかりは惚れた弱みってやつかな?ああ、そういう話は置いといて、お礼を言いたいのはこっち
のほうなのよ。できれば…西住さん一人の時に」

みほ「え?」

好子「本当にありがとう、この艦を守ってくれて。ここは私にとっても大切な母校で…大好きな人と暮らす街で、生活の糧を得るところで
もあるけど…一番お礼を言いたいのは、…重要なのはこの子がようやく手に入れることのできた、一番大切な場所だってこと。本当、どん
なお礼を言えばいいのか考えもつかないくらい」

みほ「私はそんな、あんなことができたのは、みんなが…優花里さんが居たからです。私、本当はこの学園に戦車道を辞めるために転校して
きたんです。戦車道から、自分の人生から逃げるために…いま私がこうしていられるのは、全部、優花里さんに沙織さん、華さん、麻子さん
…会長や、チームのみんなのおかげなんです」

好子「ふふっ、そんなあなただからこそ、みんな好きになるし、ついて来てもくれる、放っておくこともできないのね。大丈夫、あなたはしほ
さんにも、お姉さんにも負けない素敵な女の子だから。…これからも頑張ってね、隊長さん」

みほ「…はい!」

好子「あ、そうそう、これはこの子の母親としてではなく、私個人から言いたいんだけど…ありがとう、私たちが守れなかったものを守って
くれて」

みほ「え?…あの、それはどういう…」

好子「夜更かしはもうおしまい!…おやすみなさい」

みほ「…はい!おやすみなさい」


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