過去ログ - 理樹「二木さんでもとりあえずナルコレプシーのせいにしたら許してくれた」
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40:名無しNIPPER[saga]
2016/08/09(火) 01:07:19.79 ID:eCAnLoHu0
佳奈多「はーい?」

理樹(インターホンの辺りで二木さんが応答した)

『お届けものです。斉藤さんのお宅でしょうか?』

理樹(今は偽名で斉藤という名を使っている。大家さんには3兄妹という設定だ)

佳奈多「はい。そうですがどちらから……?」

理樹(インターネット回線すら繋いでいないんだから注文なんて出来るはずがない。ここの住所を知っている人なんて……)

『三枝昌さんからです』

佳奈多「お父さんからっ!?」

理樹「!」

理樹(その名前を聞いてハンコも忘れてドアに向かう二木さん。こんな状況じゃなかったら引き止めていたんだけどな……)

ガチャッ

佳奈多「あっ……!」

理樹「?」

佳奈多「キャッ!……ムグッ……!」

理樹(玄関から二木さんの不穏な声が聞こえたあと、扉がゆっくり閉まった。それからドスの効いた男の声が聴こえたのはすぐのことだった)

男「葉留佳の方はどこだ?叫んだらどうなるか分かっているな……っ!」

理樹「!?」

佳奈多「つっ……どうやってここが分かったの?」

男「質問に答えろ!」

理樹(そうか。この声の持ち主はお家の隠れていた連中か……!)

佳奈多「…………ここにはいないわ」

男「ふん……なら家で待たせてもらおう」

理樹(その声はどんどん近づいてきた)

男「おっと、その前に親父さんに電話をしなくちゃな………ん?」

男「………………」

理樹「……………」

男「……おい。そこのありえない角度で寝ている奴はなんだ?」

佳奈多「えっと……一緒に逃げてくれた私の友達よ…」

理樹(どうすればいいか分からない僕は依然としてソファーに顔を埋めたまま、土下寝の体勢を維持していた)


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