1: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:04:11.33 ID:voHP6eV+0
側近「遂に魔王様が復活されるぞ……!!」
500年前、大賢者により封印された魔王。
その魔王の封印が今、解かれようとしていた。
北のドラゴン「500年――長いようで短かった」
西の悪魔「ウケケ。伝説となった大賢者とはいえ、所詮は人間。魔王様復活まで寿命はもたなかったなァ」
東の妖姫「ふふ…500年前の魔王様の武勇、心強いと同時に身震いがしますわ」
南の地蔵「細身ながら、数々の勇者を葬ってきた猛者じゃからのう」
側近「思い出話はそこまでです。見なさい、封印の力がどんどん弱まっている……」
ゴゴゴ…
側近(さぁ目覚めて下さい魔王様…そして、人間達に恐怖と絶望を!!)
北のドラゴン「なぁ…何か、空気がおかしくないか?」
西の悪魔「そう言われてみや…全身の感覚器官がゾワゾワするっつーか……」
東の妖姫「魔力……にしては、少々妙ですわね」
南の地蔵「見るのじゃ! 魔王様の封印が!!」
側近「!!?」
カッ――
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2: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:04:37.11 ID:voHP6eV+0
魔王「ふぅ……」
彼こそが魔王。
まだ少年であった頃、魔王であった父に謀反を起こし、その座を奪ったという猛者である。
3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:05:10.80 ID:voHP6eV+0
側近「くせぇ、くせええぇぇ!!」ゴロゴロゴロゴロ
魔王「き、貴様! この俺に何たる暴言を……」
北のドラゴン「ま、魔王ひゃま……」プルプル
4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:05:39.18 ID:voHP6eV+0
>それで
魔王「配下が皆城を去って、はや一週間……」
5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:06:07.15 ID:voHP6eV+0
魔王「仕方ないので人間の大都市を襲いに行ってみたが……」
兵士A「オエエエェェッ!!」
6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:06:37.43 ID:voHP6eV+0
魔王「戦う前に降伏されては、気持ちも萎えるというもの」
魔王「それに会う奴会う奴に臭いと言われて、流石に俺も傷つく」ズーン
魔王「悪臭のせいで味方も敵ももういない」
7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:07:04.95 ID:voHP6eV+0
・
・
・
少女「はぁ、はぁ……」
8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/03(水) 19:07:53.72 ID:voHP6eV+0
今日はここまで。
完結は1週間以内、100レス未満の話になる予定です。
くさいssは得意です。
9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/04(木) 18:53:44.33 ID:A+BNMxSZ0
>城内
少女「ふぅ、ふぅ……」
10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/08/04(木) 18:54:25.66 ID:A+BNMxSZ0
魔王「28、29…30! フゥ…次回からウェイトを上げてもいいかもしれんな」
魔王「この1年、誰とも顔を合わさず、外にも出ず、やることがなくて延々と筋トレしていたが…」
魔王「あの細身が、大分サマ変わりしたものだな。フフフ……」ムキッ
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