過去ログ - 少女「ボクはキミの抱枕にされるために従者になったわけじゃないぞ!」
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18: ◆PPpHYmcfWQaa[saga]
2016/08/07(日) 22:43:15.42 ID:Z/qsBBHEo


少女「どういうこと…どうして…? ボク…普通の…」

少女(普通じゃない)

少女(そう、わかってるんだ。ボクはとっくに普通じゃない)

だからいずれ身の周りで何かとんでもないことが起きてしまうんじゃないかと思っていた。
それが今日、今この瞬間に訪れただけ。


女将「…ユゥユ。あんたが決めな」

少女「え…女将さん? なんで急に…」

少女「ぼ、ボク…」

女将「あたし、あんたが何かおかしなことになっていたのは知っていたよ」

女将「何度か、こっそりあとをつけたことがあるんだ。悪い夜遊びでも覚えたんじゃないかって心配になって…」

少女「うそ……」

女将さんはとっくに気づいていた。
この数年間夜な夜な目を盗んでどこかへ行っていたなんて、気づかないわけがなかった。

女将「でもアレを見てどうしようもなかった…あたしには理解できなくて、怖くて…」

女将「あんたが実は魔人族なのかもしれないって思って…誰にも相談できなかった…」

女将「だからずっと気づいていないふりをするしかなかったんだよ…」

女将「ごめんねユゥユ。非力なあたしは…あんたに何かあっても守ってあげることができないよ…」

少女「女将…さん…」


ボクの肩をつかむ女将さんの手は震えていた。
いつも明るくて肝っ玉な女将さんからは想像がつかないほど、弱々しくて消え入りそうな声だった。


少女「――ッ! この感じ…窓の外に誰かいる!」

剣士「ついに来やがったか」


 


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