過去ログ - 少女「ボクはキミの抱枕にされるために従者になったわけじゃないぞ!」
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9: ◆PPpHYmcfWQaa[saga]
2016/08/07(日) 22:27:02.30 ID:Z/qsBBHEo


-翌朝


【山の中の爆心地】


剣士「ここにある無数の正円のくぼみ。どう見ても人為的に掘られたものじゃねぇな」

剣士「こりゃやっぱ魔力の爆発か」

魔剣『わずかに空気中に残留した魔力を感じる』

剣士「こっちのくぼみが新しい物だ。これだけ草木が全く生えていない」

剣士「ターゲットはこの近辺の街にいるのか」

魔剣『おそらくはな。数日でそう遠くへはゆけまい』

剣士「奴らに先を越される前に、残された魔力を全て採取しておこう」

魔剣『今回の任務、貴様はえらく熱心だな』

剣士「任務ね…。もし本当にそんな存在がいるとしたら、喉から手が出るほど欲しいだろ」

剣士「俺自身のためにな」

魔剣『しかしどうやって探す気だ。ターゲットがなんらかの方法で魔力を隠していたら、私では感知できない』

剣士「…! レーヴァテイン、見えるか」

魔剣『私に目はない』

剣士「足跡が残っている。三足歩行の生物…?」

剣士「……この丸い跡はなんだ……杖…?」

魔剣『杖か。ターゲットは老人である可能性がある』

剣士(…そういえば昨夜の宿屋に…まさかな)

剣士「一旦宿へ戻る」


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