過去ログ - 勇者「ほう、貴様が魔王か…よくぞ我が元へと辿り着いた。」
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26: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:12:14.19 ID:rw4Oc28xO

魔王「院長…だと?」

院長「そうだ。正確には、病院関係者達の魂が院長の人格を中心として1つに融合したものだがな。」

以下略



27: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:12:55.97 ID:rw4Oc28xO

院長「いやおかしいだろうっ!!私が一体何をしたと言うのだっ?!こんなに簡単に人と魔族が共存できるなら、もっと早くにしていればよかったではないか!!私が死ぬ必要がどこにあったっ?!」

母「…必要があるとかないとか、そんな事は果たして誰が決めるのでしょうね。偉い人?それとも神様?今となっては無駄に思える過去の出来事だって、当時は何らかの意味を成していたかもしれない。運命って…そういうものの連鎖なんじゃないかしら?」

以下略



28: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:13:33.21 ID:rw4Oc28xO

院長「こしゃくな…!!まずは貴様らを殺し、その後でゆっくりと世界中の人も魔族も等しく死に至らしめてやる!私の死を踏み台にした平和など許さん!霊界で培った呪力を舐めるなよ!!」

母「霊界…ですって…?!」

以下略



29: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:14:40.61 ID:rw4Oc28xO

魔王「…もうやめないか。恨みや憎しみからは何も生まれない…誰にどれだけ復讐をしたところで、時計の針は戻せないし誰も救われやしない。お前達の墓がストレス解消の道具として使われ続けてきた事実も変わらないんだ。」

院長「きぃぃぃぃぃぃっ!!死ね死ね死ね死ねぇっ!!」バシュウッ

以下略



30: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:15:18.48 ID:rw4Oc28xO

妹「…私ね、お兄ちゃんの事が大好き。だから、子供の時からずっとお兄ちゃんを絶望させてあげたくて、罵倒ばっかりしてきたけど…今では私も、絶望より希望の方が素敵だなって思えるようになったから…。お兄ちゃんを守って死ねるなら、私…」

魔王「…駄目だっ!!お前のいない未来に希望なんてないっ!!」

以下略



31: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:16:21.34 ID:rw4Oc28xO

院長「ふふん、くだらん茶番は終わったかね?」

魔王「…あ?」ゴゴゴゴゴ

以下略



32:名無しNIPPER[sage]
2016/08/08(月) 01:17:38.41 ID:dw5+XwRko
勇者を倒すところまでは面白かった


33: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:19:42.61 ID:rw4Oc28xO

院長「…わ、わかるぞ!!私も世の為人の為と、必死に医術を学び…寝る間も惜しんで誰かを助ける事に生涯を捧げたつもりだ!!だが、その結果どうだ?!余りにも…余りにも救われないではないかっ!!」

母「!!」

以下略



34: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:21:08.56 ID:rw4Oc28xO

???「…ククク、正に絶体絶命といったところか。」

魔王「そ、その声は…まさか勇者っ?!」

以下略



35: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:21:46.23 ID:rw4Oc28xO

院長「ふ、ふざけおってぇ…!!」

母「キィィィィ!!まとめてなぶり殺しにしてくれるザマス!!」

以下略



36: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/08/08(月) 01:22:36.65 ID:rw4Oc28xO

かつての仇敵である魔王と勇者の夢の共闘、そしてその魔王の母と平和の礎であったはずの院長という異色コンビ。
この戦闘は人間界での有史以来最大規模のものとなった。

世界を守る為に命を投げ売ってまで魔王サイドに加勢する者、面白半分で院長サイドに加勢する者、戦いに参加する事なくただその雌雄の決する時を待ち見守る者。
以下略



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