51:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:03:47.65 ID:/gIrKnq00
通話が終わってから未成年を居酒屋に連れて来ても良かったのかとか、
呼んでもあんまり話すことはないだろう、とか今の精神状態だとどうだろうかとかグチグチ考えてしまったけれど、
もう呼んでしまった事は仕方がない。
52:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:04:15.60 ID:/gIrKnq00
「やっほー、来ちゃった」
数十分後、彼女は来た。
薄暗く、細い廊下を抜けて私の所へ来た。
行燈風の照明の柔らかい光が彼女の髪に当たって、
53:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:05:00.50 ID:/gIrKnq00
「あれっ、沢山飲んでるんですね」
「ん?」
ああ、空いたグラスが一時的に溜まっているのを見られてしまった。
54:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:05:47.09 ID:/gIrKnq00
彼女は良く解らないこのお店オリジナルのミックスジュースと謎の料理を頼んだ。
最初「甘い物食べようかなー」っと言っていたのに頼んだのは魚介系だったのは謎だ。
「今日は楓さんオフだって聞いて」
55:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:06:25.71 ID:/gIrKnq00
「オフっていうか、急にね。それで、プロデューサにもう帰って大丈夫ですみたいな」
「あー、急に時間あくと困っちゃいますね」
「そうなの。遠くに行こうとも思ったけど、なんか気が進まなくてね」
56:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:07:09.91 ID:/gIrKnq00
私が駄々っ子の様になってしまう。
くいっとグラスを飲み干すと気道に不意に流れ込んだ。
「もぅ……大丈夫?」
57:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:07:55.38 ID:/gIrKnq00
そんなこんなしているうちに彼女が頼んだ謎魚介料理と謎ジュースが来て、親切にも取り分けてくれた。
「なんだろうね……これ」
まず、見た目が青い、真っ青な料理というものは経験がない。
58:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:08:21.35 ID:/gIrKnq00
「楓さんもブルー?」
彼女が何気なく発言した。
「わ、私? なんでよ」
今までプロデューサのことを考えてて憂鬱だったことを見抜かれているのかと思った。
59:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:09:06.10 ID:/gIrKnq00
「ブルーと言えば、楓さんは緑色が好きなんですか?」
「ブルー? ……ああ、青か、なるほど、うーん、嫌いでも好きでもないけど、
確かによく着ている服は緑色が多い気がするわ」
60:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:11:52.41 ID:/gIrKnq00
「そう、忙しいのはわかるよ、アタシの為だってのもわかるの。でもねー女の子は構ってくれないとすねちゃうんだから」
頬をぶくっと膨らませてストローでジュースを吸う。紫色の液体が吸い上げられている。
「フレデリカさんも可愛い事言うのね」
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