過去ログ - 高垣楓「お祭りと言えば?」
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43:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 02:15:35.01 ID:twzN75my0
「フフッ、フレデリカさんは優しいのね?」
 私はそっと彼女の頭をなでる。

「んふ? 楓さんも優しいでしょ? 頭を撫でてくれてる」

以下略



44:名無しNIPPER
2016/08/18(木) 02:16:39.19 ID:twzN75my0
//1です、何かリクエストありましたらどうぞ あと1はこんなくっさい文章しか書けんから勘弁やで


45:名無しNIPPER[sage]
2016/08/18(木) 22:19:26.65 ID:+b8gMb2P0
このフレちゃんすごい新鮮だけど案外しっくりきていいなぁ…
酔った楓さんを介抱するみたいなフレちゃんオナシャス!


46:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 12:58:41.44 ID:/gIrKnq00
私が酔う事は滅多にない。こんなに細い体をしているのに酔わないというのはきっと肝臓が人一倍強いのかもしれない。

 それでも少しばかり今日は呑み過ぎたかもしれないわ。顔を帽子と眼鏡で隠して個室の居酒屋で一人で飲むお酒は進み過ぎるきらいがあるもの。

 今日はプロデューサとも一緒に居られなかったし……私以外も担当しているのだから仕方のない事なのだけど……。
以下略



47:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:00:29.72 ID:/gIrKnq00
画面が明るくなった。ああ、サイレントモードだと画面も灯るんだった、と思って、

私は携帯を触らず、眺めていた。

 「E-mail 受信」とポップアップが出る
以下略



48:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:01:43.95 ID:/gIrKnq00
 彼の淡泊な文章には慣れているけど。

殆ど定型文のようなやり取りしかしていないことに少し不満を抱きながら、返信した。
 

以下略



49:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:02:20.61 ID:/gIrKnq00
「もしもし?」
 私は咄嗟に出ていた。

「あ、楓さん? アタシ、フレデリカですよー、前に貰った連絡先初めて連絡しちゃいました」

以下略



50:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:03:05.09 ID:/gIrKnq00
「今日は直ぐにオフだって聞いたから掛けてみた、迷惑でしたか?」

「ん、そんなことないわ」

「おひとり?」
以下略



51:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:03:47.65 ID:/gIrKnq00
通話が終わってから未成年を居酒屋に連れて来ても良かったのかとか、

呼んでもあんまり話すことはないだろう、とか今の精神状態だとどうだろうかとかグチグチ考えてしまったけれど、

もう呼んでしまった事は仕方がない。
以下略



52:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:04:15.60 ID:/gIrKnq00
「やっほー、来ちゃった」
 数十分後、彼女は来た。
薄暗く、細い廊下を抜けて私の所へ来た。

 行燈風の照明の柔らかい光が彼女の髪に当たって、
以下略



53:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:05:00.50 ID:/gIrKnq00
「あれっ、沢山飲んでるんですね」

「ん?」
 ああ、空いたグラスが一時的に溜まっているのを見られてしまった。

以下略



54:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:05:47.09 ID:/gIrKnq00
 彼女は良く解らないこのお店オリジナルのミックスジュースと謎の料理を頼んだ。

最初「甘い物食べようかなー」っと言っていたのに頼んだのは魚介系だったのは謎だ。

「今日は楓さんオフだって聞いて」
以下略



55:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:06:25.71 ID:/gIrKnq00
「オフっていうか、急にね。それで、プロデューサにもう帰って大丈夫ですみたいな」

「あー、急に時間あくと困っちゃいますね」

「そうなの。遠くに行こうとも思ったけど、なんか気が進まなくてね」
以下略



56:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:07:09.91 ID:/gIrKnq00
私が駄々っ子の様になってしまう。

くいっとグラスを飲み干すと気道に不意に流れ込んだ。

「もぅ……大丈夫?」
以下略



57:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:07:55.38 ID:/gIrKnq00
そんなこんなしているうちに彼女が頼んだ謎魚介料理と謎ジュースが来て、親切にも取り分けてくれた。

「なんだろうね……これ」
 まず、見た目が青い、真っ青な料理というものは経験がない。

以下略



58:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:08:21.35 ID:/gIrKnq00
「楓さんもブルー?」
 彼女が何気なく発言した。

「わ、私? なんでよ」
 今までプロデューサのことを考えてて憂鬱だったことを見抜かれているのかと思った。
以下略



59:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:09:06.10 ID:/gIrKnq00
「ブルーと言えば、楓さんは緑色が好きなんですか?」

「ブルー? ……ああ、青か、なるほど、うーん、嫌いでも好きでもないけど、
確かによく着ている服は緑色が多い気がするわ」

以下略



60:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:11:52.41 ID:/gIrKnq00
「そう、忙しいのはわかるよ、アタシの為だってのもわかるの。でもねー女の子は構ってくれないとすねちゃうんだから」
 頬をぶくっと膨らませてストローでジュースを吸う。紫色の液体が吸い上げられている。

「フレデリカさんも可愛い事言うのね」

以下略



61:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:12:34.10 ID:/gIrKnq00

こほん、と咳払いをして
「楓はいいぞっ」
 フレデリカさんが私に言った。いつもの声を低くして。

以下略



62:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:13:50.36 ID:/gIrKnq00
次の日
「あ、プロデューサおはようございます」

「おはようございます、高垣さん、今日の予定なんですけど」

以下略



63:名無しNIPPER
2016/09/04(日) 13:15:14.30 ID:/gIrKnq00
1 だが、楓さんは酔わないだろう。 もし酔ったふるまいをすることあらば、それは皆策略に思える。

リクエストあらば書く


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