過去ログ - 提督「グラーフ・ツェッペリン、割り箸を割る」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 01:41:14.93 ID:IPF1yQGEO
「割り箸が手元にある」という単純に存在を示唆する事実命題から「それゆえ割り箸を割る」という行為はただちに帰結として導出され得ないはずだ。

行為を導出するにはその主体が動機や目的を持っていなければならない。例えば「雨が降っている。だから傘を持って行こう」という場合には主体が「雨に濡れたくない」と思っているのが前提されているように。

例外的に「熱湯に触れたため、手を引っ込めた」という反射の場合では、事実と行為は一体となり、第三項的な意志前提は必要ではない。

しかし、グラーフ・ツェッペリンが割り箸を割ろうとしたとき、それは生物学的な反射によって行われたわけではない。また訓練によって割り箸があったら自然な動作で割るという習慣を身につけていたわけでもない。

事実と行為という二項を架け橋する第三項が主体に属するものであるのなら、「割り箸がある。それゆえ割る」という内にもグラーフ・ツェッペリンは何らかのものを前提にしているのだろう。

実際のところ、「なんとなく」としか言えない行為だったのかもしれない。しかし、グラーフ・ツェッペリンは明証を好む。己にそのような意志の真空領域が属するとは考えたくないのだ。



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