12:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 18:49:34.36 ID:QiE8claCo
12時間経過し、一次試験前半が終了する。
解答用紙はすみやかに回収され、すみやかに採点がなされ、すみやかに後半に進める者が貼り出される。
一次試験後半に進めた者は、一万人にも満たなかった。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 18:53:05.51 ID:QiE8claCo
丸一日後、一次試験後半がスタートする。
今度は択一問題ではなく、記述式の問題である。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 18:56:59.84 ID:QiE8claCo
一次試験の後半は24時間ぶっ続けで行われる。
俺は不眠不休で解答欄を埋め続け、どうにか自信のある一つの作品に仕上げることができた。
15:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 18:59:21.06 ID:QiE8claCo
一次試験から一週間後――
王都にある騎士団領にて二次試験が行われる。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:03:05.48 ID:QiE8claCo
二次試験もまた、前半後半に分かれる。
前半の内容は、騎士団の精鋭30名が見守る中、指示されるがままに型を繰り出し続けること。
17:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:06:37.58 ID:QiE8claCo
二次試験後半は魔法試験。
大賢者クラスの魔法使い5名の立ち会いのもと、指示通りに魔法を繰り出す。
18:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:10:11.40 ID:QiE8claCo
剣と魔法の二次試験を経て、最終試験に残れたのは、わずか百人足らずであった。
正確には98人であるが――この98人の中から、勇者が決められるのだ。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:13:52.59 ID:QiE8claCo
いくつかの試合が終わり、いよいよ俺の出番。
対戦相手は浅黒い肌をした、やや大柄な青年。年齢は俺よりも上に見える。
20:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:17:13.48 ID:QiE8claCo
開始直後、相手はいきなり巨大な魔法をぶっ放してきた。
なんの予兆も感じさせず、これ以上ない完璧なタイミング。
21:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:20:19.94 ID:QiE8claCo
魔法による奇襲の次は、剣による猛攻。
千種類以上の剣の型をマスターし、それに独自の工夫を取り入れたであろう変幻自在の魔剣が、俺に襲いかかる。
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