過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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◆hc5Hlyk12iWK
[saga]
2017/01/14(土) 18:00:34.52 ID:C6QTMF51o
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響「……そうか」
響「私はもう、この国には必要なくなったんだね?」
提督「……まあ、腹の底じゃあどうだかな」
提督「この前の事件で、ロシア海軍やクレムリンに対する風当たりは一気に強くなった」
提督「深海棲艦と核廃棄物の関係、それから軍部の隠蔽体質……」
提督「明るみに出たとは言わないまでも、国内や外国のメディアから、
一斉に疑いの目が向けられたわけだ」
響「…………」
提督「そんな状況でお前を引き取っても、格好の叩きネタにされるだけ」
提督「だったら、ほとぼりが冷めるまで取りやめとこう……」
提督「……まあ、どうせそんな判断だろうさ」
司令官の言葉を聞いて、少しだけ目線が下がる。
もしかしたら、私はまた、ロシアに引き渡されてしまうかもしれないのだ。
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