151:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:08:37.40 ID:U4U8jo5Q0
庭のひまわりが風に揺れていた。
散歩したい気分。朝もしたけど。
「あ、当たりだ」
ゲームを休憩していたなーちゃんが、そう呟いた。
駄菓子の当たりが出たらしい。
そらをに持っていけばもうひとつ同じお菓子がもらえる。
「行きたい!」
ムギちゃんがそう言うので、子供達三人を連れて、そらをまで出かけることになった。
大勢で押しかけても迷惑かも、ということで、イチとチヨは家に残ることになった。
「子供四人で楽しんでおいで」
「俺も子供かよ」
イチの冗談(であることを祈る)を背に、家を出る。
ムギちゃんは麦わら帽子を被っていた。
三人の後ろを、離れすぎないようについて歩く。
普通の道を歩いても面白くないので、普段は通らない河原を歩いた。
石が多くて歩きにくい。
でも川の近くにいるせいか、かなり涼しかった。
橋を渡って、住宅街を歩く。
河原とは打って変わって、蒸し暑い道だった。
だが、どこにいてもセミの声の音量は変わらない。不思議。
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