152:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:09:28.46 ID:U4U8jo5Q0
駄菓子屋そらをに到着する。
「昨日ぶりですね」
ナナコはお菓子の当たりと商品を交換しながらそう言った。
153:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:10:52.63 ID:U4U8jo5Q0
セミの声が身体に響く。
暑さで頭がぼーっとする。ちょっと心地いい。
「夏休み、満喫してますかー?」
154:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:12:09.59 ID:U4U8jo5Q0
「あれ、こんなところに小学生眺めてる不審者が! どうしたの?」
公園の入り口の方に目をやると、自転車に乗った部長がいた。
上下ジャージ。部長らしい。
155:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:14:28.74 ID:U4U8jo5Q0
「課題終わった?」
「まだですよ、終わってんのイチくらいでしょう」
「あの子は要領いいからね、確かに終わってそう。キミも大概要領良さげだけど」
156:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:16:42.39 ID:U4U8jo5Q0
「はい、あげる」
「ありがとうございます」
コーラを受け取る。
157:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:18:04.23 ID:U4U8jo5Q0
子供達が汗をかいていたので、チヨが「着替え、持って来ればよかったね」と、濡れたタオルで拭いてあげていた。
「チヨ、お姉ちゃんだな」
「そう、かな」
158:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:20:23.11 ID:U4U8jo5Q0
時計の針が真上を指したあたりで、全員で揃ってファミレスへ向かった。
「何名様ですか?」
「七名様です」
159:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:21:47.44 ID:U4U8jo5Q0
その後は、追加でカキ氷を三つ注文した以外、ひたすらドリンクバーで粘って、ぐだぐたと中身の無い会話を楽しんでいた。
「セミって、五年くらい、土の中で暮らすんだって!」
チヨが珍しく胸を張って話していた。
160:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:22:21.76 ID:U4U8jo5Q0
夜、久しぶりにユウキ達とLINEをした。
『なんかして遊ぼう』
相変わらずユウキは何か燻っているようだった。
161:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 14:22:56.77 ID:U4U8jo5Q0
つづく。
162:名無しNIPPER[sage]
2016/08/22(月) 15:30:59.34 ID:6SUR6E/0O
屋上さん?
ではないよな
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