172:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:55:27.20 ID:U4U8jo5Q0
二人で飲み物と軽い食べ物を選ぶ。
いちごオレを見つけて、イチならこれ買うな、と思った。思ったより値段が高い。
レジを済ませて、涼しい店内を後にした。
暑い住宅街を歩いて、公園に向かう。
飲み物に口をつけると、身体に水が染み渡っていくような感覚を覚えた。
気持ち涼しくなる。
「先輩、勉強してますか?」
「いや、してないっす」
学生としてはこの返事以外は許されないだろう。「勉強してる?」って聞いて「してる」った答えた奴なんて見たことない。
コヨミちゃんはしてそうだなぁ。
真面目そうだし。
サンドイッチを囓って、コヨミちゃんはスカートをぱたぱたと仰いだ。
女子はスカートだから風通しが良くていいなぁ、と思った。
別に履きたいとは思わないけど。
中は、うん、まあ、見てないよ?
大事な後輩ですし。
それから、時計の長針が一周するくらいの時間、コンビニのおにぎりをちびちび食べながら、コヨミちゃんとぽつぽつと話を続けた。
相変わらず太陽は狂ったように照っていて、雲が出てくることはなかった。
「あ、交代の時間……」
コヨミちゃんの家の手伝いの時間が近づいたので、昼過ぎあたりに公園を後にした。
「楽しかったです、ではまた!」
コンビニの前でコヨミちゃんと別れる。
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