204:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:40:14.07 ID:ifFcB1G70
ねえちゃんの担当は終わっていたので(イチがほとんど終わらせていた)、三人でそこの仕上げをして、部屋に戻る。
掃除は全て終わっていた。
だいたい一時間ちょっと。さすが清掃部。
「海いく?」
「行こうよ」
まだ昼食には早かったので、全員で海に行くことにした。
よかった、水着持ってきてて。
ハルを連れて部屋を出ようとすると、子供三人はもう着替えを済ませているようだった。
ウッドデッキに出て、三人に準備体操をするように伝える。
が、出たところで、俺が着替える場所がないのに気づく。
女子が着替え終わるのを待って、出てきたら部屋で着替えよう。
そう思い振り返ろうとすると、窓のカーテンが開いたままなのが目に入った。
目を背ける。
「どうかしたの?」
ムギちゃんが浮き輪を持って尋ねてきた。
「僕も思春期なんです」
俺は答えた。
女子勢が部屋から出てきたので、入れ替わりで部屋に向かう。
扉を開ける。
「えっ、なっ!」
視界に肌色。
物凄い速さで扉を閉める。
……見てないです。
「まだ着替えてるよ!」
扉の向こうからイチの焦った声が聞こえてくる。
振り返ると、女子勢がなんとも言えない表情で俺のことを見つめていた。照れる。
ハルはため息をついた。
これは後から聞いた話だけど、イチはこの時水着が鞄の底にあって、探すのに時間がかかっていたらしい。
そういう事は早く言って欲しかった。
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