過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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34:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:57:03.53 ID:Yu37ZZYbO

「やったー!ねぇねぇ、なにして遊ぶ?」

「ぼく鬼ごっこがいい!」

「わたしはおままごとがいい〜!」

「アンパンマンも空を飛べるの?」

「ぼくアンパンマンと飛んでみたい!」

「ちょっとちょっと待ってくださいよ〜。わたくしと遊びたいお子さまはいないんですかホラー?」

「えー、骨みたいな人空飛べるのー?」

「わたしの名前はホラーマンです!空は飛べないけど、わたしだってすごいんですよ〜。
いいですか?見ててくださいよ」


ホラーマンはどこからか、二本の骨を取り出して、紐で十字に縛ってみせた。
そして、それを勢いよく投げると、回転がかかった骨は、校舎の中を回って、ホラーマンの手元に戻ってくる。
それをパシっとキャッチして見せると、こどもたちは目を輝かせて、一斉に叫んだ。


「すごーい!!」

「そうでしょ、そうでしょ?これは骨ブーメランっていうんですよ!」


ホラーマンは誇らしげに胸を張り、一気にこどもたちの人気者になった。


「ぼくもそれ欲しい!」

「残念だけど、あげるわけにはいきません。これは大事なホラーマンの骨ですからね〜ホラー」

「ケチ〜!ずるーい!」

「ずるいっていうのはおかしいでしょうに。
でも、作り方は教えてあげますから、みんなで枝を拾いに行きましょ」

「やだ!骨がいい!」

「まぁまぁ、そうするとホラーマンがバラバラになっちゃうだろ?
そうしたらホラーマンは動けなくなっちまうんだから、勘弁してやろうぜ」

「えぇー」


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