過去ログ - 死神「ハッピーバースデー!」ッパーン! 男「いや、命日だけど」
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50: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:34:05.98 ID:1O1LHxZ+0

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閻魔は立ち上がる。
巨体は4メートルを超える大男だ。圧巻されて、思わず一歩、あとずさった。


閻魔大王「逃げたな。始めるぞ」


男「!」



大木のような太腕が、横薙ぎに襲いかかった。

賭けどころではない。悩む暇などありはしない。
いくら神経が太いと言われる男であろうと、閻魔の迫力は恐ろしい。

鬼の恐ろしさを怪人に例えるならば、閻魔の恐ろしさは人外だ。
確かに鬼も人外だが、それとは比べものにならない。

殴られるだの焼かれるだのと、想像できるような恐怖ではない。
見た事も想像した事もない恐怖を、どう表せと言うのだ。
拷問ですら痛みを想像して耐える事もできようが、これはそういう種のものではない。


触れた瞬間に粉微塵?否!
薄皮一枚のこして中身を抉り出される?否!


そんなものでは済まないのだと、よくわからないままの謎の確証だけが襲い来る。
思考がオーバーヒートして、凍り付く。
逃げなきゃならぬと、アラートだけが脳内中に鳴り響く。




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