過去ログ - 死神「ハッピーバースデー!」ッパーン! 男「いや、命日だけど」
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52: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:35:54.36 ID:1O1LHxZ+0

腰は蝶番のように思える。
ブオンという、なぎ払いの大風を受けて、パカリと前に折れ曲がって避ける。

だが、逆にはあまり曲がらない。あまり曲げれば折れてしまう。蝶番だ。


男(だから、ええと。そうだ、前から薙ぎ払われたなら、後ろを向かなければ折れ曲がらなくて…)


感覚が現実味を失っていく。
本能と、感覚と、理性と、知識と、何を当てにしていいのかわからない。
何を頼りにしていいのかわからない。


男(この腕はバットだ。うまく使えば支えになるが、強く叩けばバットの方が折れてしまうだろう)


大きく前に飛び跳ねる時に体を支えることはできても、
あの大腕を躱すのにつかってはならない。


体感覚の全てが錯覚だけで成り立っていく。
自分が、小道具をあつめて作った不細工なロボットになったような気がする。





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