8: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/08/23(火) 23:30:18.20 ID:zjxhfud6O
結果的に私は、アイドルになった。
人間やれば出来るもので、本の虫だった私も案外何とかなってしまうものである。
もちろん辛いことだって多かったけれど。
特にダンスのレッスンや、体力作りの走り込みなど。
それでも、私のプロデューサーとなった彼が手を引いてくれて。
苦しい時私を支えてくれて。
疲れた時私を励ましてくれて。
二人三脚で、進んでこれた。
あの日見た夢が何だったのかは分からない。
予知夢だったのかもしれないし、未来視的なものだったのかもしれない。
もしあの夢が無ければ、初めて声を掛けられた私は断っていただろう。
けれど、最終的に私はこの道を歩いた。
知っていたから、分かっていたから。
後悔をしない道を行くと、決断出来た。
今はとても充実している。
これ以上無いほど、慌ただしくも満ち足りた毎日を送れている。
そして、だから。
またあの様な夢を見るだなんて、この時の私は想像もしていなかった。
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