過去ログ - 「バトルには勝てませんが、ですが、自分の身は自分で守ることは出来るはずです」
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9:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 02:01:59.74 ID:X/OL2flF0

トキワの森 inじゃねーの!?

シャムさん「ほほぉ^〜、こんな凄い森ならカメラ持って来れば良かっただで!ここで俺のPV作れるジャァン!」

カイロス「ご…ゴギギ…」

道中、ポケモンバトルが何度か行われたがシャムさんは相手のトレーナー(全部自分より年下)の発言にいちいち反論し、バトルとは呼べないバトル(シャムさんが余所見、ひたすらカイロスが自主的に戦うというサイクル)をこなしてようやく出口付近まで来たのであった。全てはレベルが結構高かったカイロスと、相手が繰り出してきたのが殆どとトランセルだったという幸運があったからだが...。

シャムさん「…!そうだで、せっかくいっぱいポケモンが居るンだから1匹くらい捕まえるだで!」

ここに至ってようやく当初から持っていた唯一まともなポケモン知識がシャムさんの記憶の封印から解放される。博士から貰ったポケモン入りのボールは何処かで落としてしまったが、先ほど拾った空のボールもあって珍しくガイジの提案が的を得た瞬間であった。

シャムさん「よーし、ポケモン出て来るだで!」

しばらく草むらをかき分けて進むその先には何とシャムさんでも知っているポケモンが木の下で休んでいる最中であった。

ピカチュウ「ぴかぁ…」すやすや

シャムさん「ピカチュー!ピカチューだで!!!よーし!ゲットだで!!!」

正しくはピカチュウである、しかしシャムさんには名前などどうでもいいのだ。TVに出てたトレーナーみたいにピカチュウを持っていれば助詞にモテる、それだけが全てなのだ。

シャムさん「いけええ!モンスターボール!!!」

シャムさんが投げたボールは青色、なんとスーパーボールであった。何故トキワの森の段階でこんなボールが落ちていたかは不明だが、シャムさんにモンスターボールのランクなど分かる筈が無かった。無知ゆえの不幸である。

ピカチュウ「…ピ?」

そしてこのピカチュウも不幸であった。よりにもよって捕まりやすい寝ている状態に加え、捕獲率がそこそこ良いスーパーボール、しかも狙いが偶々完璧だったせいで回避する暇も、尻尾で弾く態勢すらも取れずボールは額にコツンッ!とヒットした。赤い光と共にピカチュウがボールの中に吸い込まれる。

シャムさん「やった!やったで!」

カイロス「…」

まだ捕まってないのだが興奮するシャム、ピカチュウの今後を憐れむカイロス。スイッチ部が赤く光ったまま、もぞもぞと動くスーパーボール。



カチッ…! やったー!ピカチュウ を つかまえたぞ ! ▼


シャムさん「これで俺は今まで以上に助詞にモテてしまうんだでか(笑)」

本来ならばここでポケモン図鑑の解説とニックネームの説明が入るのだが、シャムさんは図鑑を持ってない上にオーキド博士の説明も全く頭に入っていなかったのでそのまま先へと進む事になった。


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