過去ログ - ルナ「ルナのお友達になってくれる?」八幡「や、その友達とか良くわからないんで」
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203: ◆SqZQSXA.b2[saga]
2017/03/21(火) 23:54:09.47 ID:qmsQDqXq0
陽乃「そもそもの話をすると、比企谷君は異世界に行ってないの」

八幡「は?」

陽乃「異世界に見えるような、映像を脳に送り込んだだけ。

   異世界にあるものに触れたとき、その刺激を脳に与えただけ。

   比企谷君は、この世界にずっと存在していたし、それを私たちは観察していた。

あのとき、比企谷君が乗ったのは異世界探査機じゃない。

あれはね、とある企業とうちの大学が共同で開発したゲームの試作機なんだよ」

八幡「つまり、俺は実験動物だったわけですか?」

陽乃「動物でテストする段階はとっくに終わっている。

これは最終段階、人間でしないと意味がないものなの」

陽乃さんは出来の悪い生徒を愛しそうに微笑みかける。

陽乃「それに人間による実験もこれまで何千回としてきた。

比企谷君が、不幸なことになる確率は非常に低かったよ」

八幡「じゃあその延長で、俺は無作為に選ばれたということですか」

陽乃「ううん。比企谷君はね、いちばん過酷な条件で挑んでもらったの。

比企谷君の会った子たちを、覚えてる?彼女らは、心に傷を負っているたでしょう。

そういった子と関わって、さらにひどい目にあうようなストーリーを選んだの。

彼女らと共感しやすい人間を主人公に据え置くことで、どのくらいのストレスが発生して、どのような影響がでるのか、調べる必要が私たちにはあった」

八幡「なんのためにですか」

沸き上がってきた怒りを懸命に抑えながら、尋ねる。


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