過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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28: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:59:18.39 ID:J1uwhgey0
ぺちぺちと白露が時雨の頭を叩く。
白露「さてはあの爆柱で私が気を失っちゃったからそれを轟沈だと思ったんだね?」
時雨「誰だって、誰だってそう思うよ!笑い事じゃない!」
本気でキレている。
白露「ご、ごめん・・・。でもあれは私ももう終わっちゃうかと思ったんだ。でも助かった」
五月雨「魚雷の誤爆、とか?」
白露が声のした方を見れば、五月雨まで泣いているのがなんとなくわかる。
白露「ううん、私が一か八かで撃った砲弾が爆発尖に当たったの。あれは奇跡だったなぁ。撃ったあとに、これはちょっと幻覚入ってるかもだけど、死んだらだめよって聞こえた」
五月雨「だめよって・・・、女性の声だったの?」
白露「うん、女の人だった。今思えば神様だったりして」
その神様というワードを聞いた途端、五月雨が泣きながら噴き出した。
白露「どした五月雨。五月雨も白露の胸で泣きたくなったんか」
五月雨「ううん、違うの。逆に守られちゃったなって思って」
白露「どういうこと?」
五月雨「天照大神様に守られちゃったなってこと」
白露「全然意味わかんないんだけど・・・」
天日作戦、その作戦名を宣言したあとの一悶着は五月雨と提督しか知らない。
女性なんだぜ。男が守ってやらなくてどうする。なんて啖呵を威勢良く切っていた癖に。逆に守られてしまった。
笑えない出来事から、思わぬ提督への土産話ができてしまった。
白露は未だにわからないのか、抱っこされたまま時雨にどゆこと?と聞きまくっている。
その光景に再び笑ってから、五月雨は前を向いた。
五月雨「待っててくださいね、提督」
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