7: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:08:19.06 ID:FC6wSZy00
だからこそ、"新しいアイドルが入る"という情報を耳にした時
「楽しみですねぇ」
8: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:08:52.14 ID:FC6wSZy00
ガチャリ
ドアの開く音がして、その時はやってきた。
9: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:10:03.88 ID:FC6wSZy00
「……あ、あの……えっと……その」
多少の間を置いて、少女が口を開く。
10: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:10:47.67 ID:FC6wSZy00
「乃々ちゃんですか、素敵な名前ですねぇ。仲良くしてくださいね」
「は、はいぃ……」
11: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:11:31.93 ID:FC6wSZy00
「はい、どうぞ、お茶です」
「あ、ありがとうございます……」
12: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:12:46.60 ID:FC6wSZy00
「乃々ちゃんはどうしてアイドルになろうと思ったんですか?」
最初の話題を何にするか、まゆは少し悩んだ末に、この質問をすることにした。
13: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:13:33.45 ID:FC6wSZy00
この時、まゆの頭の中は、困惑と驚きで満たされていた。決して怒っているなどということはない。
自分がなんとも間の抜けた返事をしてしまったことすらも記憶に残っていない。
14: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:14:28.44 ID:FC6wSZy00
「でも乃々ちゃん、とっても可愛いですから、きっとアイドルとして成功できますよ?」
もちろん本心からの言葉である。それと、もう少し自信を持ってほしいという思いも込めて。
15: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:15:29.96 ID:FC6wSZy00
そんな会話をしていると、まゆのレッスンの時間がやってきてしまった。
乃々は契約やら書類やらでプロデューサーを待たなくてはいけないらしい。
16: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:16:26.88 ID:FC6wSZy00
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