過去ログ - 神崎蘭子「大好きっ!!」
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330:名無しNIPPER[saga]
2016/12/24(土) 18:30:35.55 ID:ckQ0GSngo

凍りかけた血液が蘭子の身体を巡る。
沸騰しそうになり、凍えそうになり、ふと世界が静かになった。

 「……一つだけ」

 「うん?」

 「一つだけ……教えてもらっても、いい?」

 「ああ。遠慮する事は無い」

 「飛鳥ちゃんは、何に気付いたの?」

二人が見つめ合って、飛鳥の背後に座っていたネオン看板が灯る。
調子外れの電飾が、ちかりちかりと明滅を繰り返す。


 「良い歌だった」



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