391:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 22:07:38.30 ID:WZRWBcW7o
「……どうすれば、契約を結んでもらえる?」
「ククク……そなたの全霊力を以て、我が底無しの興を満たせっ!」
(まずデート。それから……デートっ!)
「……ははは」
絡んだ指を、彼はそっと離した。
ポケットから箱を取り出して、小さな方を彼女の薬指へ填める。
契約は結ばれた。
彼もこれで、なかなか仕事の出来る男だった。
「仰せのままに、我が魔王」
「うむっ!」
現世にその名を轟かせた魔王は、堕天使のように微笑んだ。
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