過去ログ - 【ガルパンＳＳ】西住しほ「夫に離婚届を提出されてしまった…」
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2: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:01:27.91 ID:JhRJQuG10

夫に離婚届を提出されてしまった――


戦車乗りの私と整備士の夫、仕事柄話が合う事も多く、元々相性は良かったと思う。
以下略


3:名無しNIPPER[sage]
2016/08/29(月) 08:01:55.73 ID:fdTk1/lVO
夜が激しすぎて体調不良か腰でもやられたか

4: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:02:03.00 ID:JhRJQuG10

離婚の原因は子育ての視点の違いだった。

私は幼い頃から西住流の跡取りとして育てられ、また、育ってきた。

以下略


5: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:02:35.84 ID:JhRJQuG10
みほも西住の家に生まれた女である。いずれは西住流を継承して往くまほの補佐をして貰いたい。
それにまほに万が一の事があれば、みほが西住流を継がなければならないのだ。

夫の言葉を受け入れる事は到底出来なかった。

以下略


6: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:03:22.21 ID:JhRJQuG10
翌日、戦車道プロリーグの会合が行われた会議室の近くに有るホテルのバーで、私は荒れた。

原因は勿論、昨晩の出来事だ。

何時もの私ならば、差し出された離婚届に対して、冷静に話し合う事を夫に求めたと思う。
以下略


7: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:03:49.25 ID:JhRJQuG10
彼女とは学生時代からの戦車道のライバルで、私との付き合いも長い。

それは今でも変わらず、私が西住流の家元を継ぐ話が持ち上がると、彼女は島田流の家元になる、
そんな感じで今も尚、良きライバルと言った感じだ。

以下略


8: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:04:17.05 ID:JhRJQuG10
そう私が語ると、千代は驚いた表情を浮かべ、寂しそうに笑った。

「そう――貴女もなの…」
「ああ…だから残念だが私には――」

以下略


9: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:04:48.03 ID:JhRJQuG10
私とて火の国の女だ。どれ程酔っぱらっても記憶を無くすような醜態だけは冒さない。

だが、この場合、それをどれ程恨んだことか…。

散々二人で愚痴を吐きながら泥酔するまで痛飲し、千代を伴って部屋に戻ってもルームサービスで酒を運ばせ飲んでいた。
以下略


10: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:05:13.39 ID:JhRJQuG10
別れたばかりの夫、二人の娘、何より手を出してしまった同性の友人――

色んな人に対する責任に頭を抱えて苦悩して唸っていると、
そんな私の様子に気が付いたのか、千代が目を覚ましてきた。

以下略


11: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/08/29(月) 08:05:39.84 ID:JhRJQuG10
そこからの私たちの行動は早かった。

何せ、戦車道二大流派の次期家元の師範と家元の婚約である。
大変な混乱が予想された。

以下略


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