3: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/08/29(月) 12:01:18.24 ID:wrArN0sl0
そう言われても、せっかくの休日だ。
目の前に藍子がいてずっとお預けというのもなかなか辛いものがある。
「藍子が可愛いのが悪い」
「またっ……もう、わがままばっかりなんですから」
「褒めることしか言ってないぞ? ちょっと照れるところも可愛い」
「それが問題なんですー………………仕方ないから、少しだけならいいですよ?」
あきれたように、そんなことを言ってくる。
それじゃあ、お言葉に甘えるとしようか。
「……重いです」
とりあえず藍子に寄りかかってみたら、返ってきた感想がこれだった。
「そんなに体重かけてないだろ」
「相手はか弱い女の子ですよ?」
「か弱い、ねぇ……まぁそうか」
体力とかはパッション面に引きずられてたような……でもアイドルを引退してからはかなり経つから衰えてるか。
「微妙な反応、ありがとうございました!」
「押すこたないだろおい」
藍子が押し返してくるが、こっちも力を入れているからあまり動かない。
「よいっ……しょっと!」
「おおおおお?」
掛け声と共に思いっきり押されて2人とも倒れ込む。
藍子は俺の膝にぶつかって、俺はソファーのひじ掛けに脇腹をぶつけた。
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