20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:21:19.19 ID:u8VxT+uQ0
菜々「う゛ぐっ。それはそのぉ……い、色々と、この歳になったら気合だけじゃどうにもならないことがあって――」
菜々「ってナナのことはいいんですぅ!」
菜々「とにかく藍子ちゃん。ポイントは、困らせてみること! ですよっ♪」
21:名無しNIPPER
2016/09/01(木) 01:21:49.31 ID:u8VxT+uQ0
藍子「あ、あのっ」
藍子「まだ私、よく分からなくて……でも、困らせてみたらいいんです、よね?」
菜々「おっとと。つい脱線しちゃいますねぇ。そうそう、そういうことですよ!」
22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:22:19.29 ID:u8VxT+uQ0
藍子「……でも私、別に喉は乾いていませんよ?」
加蓮「もっと別のことでもいいんだよ。例えば……◯◯県の名産品が欲しいから今から現地まで行って買ってきなさーい! みたいなのとか」
菜々「さり気なくエグいこと提案しますねぇ。できないことじゃないのが逆にキツイですよそれ」
23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:22:49.36 ID:u8VxT+uQ0
加蓮「よし分かった。今の言葉、覚えておくからね」
菜々「へっ? ……え、え? あ、いえ、今のはナナなりの加蓮ちゃんへの激励というか応援というかそんな感じで」
加蓮「私、嘘をつく大人って嫌いなんだ〜」
24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:23:19.65 ID:u8VxT+uQ0
藍子「ううんっ。加蓮ちゃんと菜々さんは、いつ見ても楽しいなって……♪」
加蓮「私達が?」
菜々「楽しい……ですか?」
25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:23:49.29 ID:u8VxT+uQ0
菜々「……はー。藍子ちゃんに頼まれちゃったのならしょうがありませんね。それならもう少し、困った子の面倒を見ることにしましょうか」
加蓮「えー? そんな言い方する? っていうかそれこっちのセリフだよ。菜々ちゃん、ほっとくとすぐ無理に周りに合わせようとしてへとへとになったり顔が真っ白になってたり―― 」
菜々「ナナにもナナのプライドってものがあるんですよ!」
26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:24:19.34 ID:u8VxT+uQ0
□ ■ □ ■ □
加蓮「ってなんかいい話っぽくなっるけど、これじゃ盗賊役をやってもいつも通りに終わっちゃいそうだよね」
27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:24:49.40 ID:u8VxT+uQ0
藍子「加蓮ちゃんが菜々さんにやっていること……」
藍子「……盗賊役……」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:25:19.47 ID:u8VxT+uQ0
藍子「(あ、そうだ……! ええと、確か今日は……うん、Pさんがもう少しで帰って来る筈)」
藍子「(でも……)」
藍子「(……ううんっ。私は盗賊、ワルい盗賊役……! 今だけは、ワルい子だから!)」
29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:25:49.47 ID:u8VxT+uQ0
藍子「それなら……今日は一緒に、晩ごはんを食べたいなって」
菜々「……へ? 晩ごはん?」
加蓮「……それだけでいいの?」
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