過去ログ - 高森藍子「ワルい子の気分……」
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15:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:18:50.74 ID:u8VxT+uQ0
菜々「藍子ちゃん」ガシ

藍子「ふぇ?」

菜々「藍子ちゃんは台本通りにやってください。台本通り"だけ"にしてください。気持ちなんて分からなくていいんです」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:19:19.01 ID:u8VxT+uQ0
藍子「それに私、加蓮ちゃんみたいになりたいのではなくて」

藍子「ただ、せっかくPさんから頂いたお仕事で……やってみないかって言ってもらえたことなんです。だから、できることはぜんぶやってみたいなって……」

藍子「加蓮ちゃんっ」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:19:49.05 ID:u8VxT+uQ0
□ ■ □ ■ □


加蓮「でも改めて言われると、悪い子の気持ちって……何なんだろうね?」

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:20:19.03 ID:u8VxT+uQ0
加蓮「向いてないけどやるのが藍子でしょ? とりあえず……こう、困らせてみるっていうのはどうだろ?」

藍子「困らせてみる……」

菜々「それですよ!!」ガバッ
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:20:49.09 ID:u8VxT+uQ0
菜々「でもですね! 加蓮ちゃんはいつもいつも、ナナのことを困らせてばっかりなんですよぉ!」

加蓮「えー?」

藍子「困らせる……」ウーン
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:21:19.19 ID:u8VxT+uQ0
菜々「う゛ぐっ。それはそのぉ……い、色々と、この歳になったら気合だけじゃどうにもならないことがあって――」

菜々「ってナナのことはいいんですぅ!」

菜々「とにかく藍子ちゃん。ポイントは、困らせてみること! ですよっ♪」
以下略



21:名無しNIPPER
2016/09/01(木) 01:21:49.31 ID:u8VxT+uQ0
藍子「あ、あのっ」

藍子「まだ私、よく分からなくて……でも、困らせてみたらいいんです、よね?」

菜々「おっとと。つい脱線しちゃいますねぇ。そうそう、そういうことですよ!」
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:22:19.29 ID:u8VxT+uQ0
藍子「……でも私、別に喉は乾いていませんよ?」

加蓮「もっと別のことでもいいんだよ。例えば……◯◯県の名産品が欲しいから今から現地まで行って買ってきなさーい! みたいなのとか」

菜々「さり気なくエグいこと提案しますねぇ。できないことじゃないのが逆にキツイですよそれ」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:22:49.36 ID:u8VxT+uQ0
加蓮「よし分かった。今の言葉、覚えておくからね」

菜々「へっ? ……え、え? あ、いえ、今のはナナなりの加蓮ちゃんへの激励というか応援というかそんな感じで」

加蓮「私、嘘をつく大人って嫌いなんだ〜」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:23:19.65 ID:u8VxT+uQ0
藍子「ううんっ。加蓮ちゃんと菜々さんは、いつ見ても楽しいなって……♪」

加蓮「私達が?」

菜々「楽しい……ですか?」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:23:49.29 ID:u8VxT+uQ0
菜々「……はー。藍子ちゃんに頼まれちゃったのならしょうがありませんね。それならもう少し、困った子の面倒を見ることにしましょうか」

加蓮「えー? そんな言い方する? っていうかそれこっちのセリフだよ。菜々ちゃん、ほっとくとすぐ無理に周りに合わせようとしてへとへとになったり顔が真っ白になってたり―― 」

菜々「ナナにもナナのプライドってものがあるんですよ!」
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:24:19.34 ID:u8VxT+uQ0
□ ■ □ ■ □


加蓮「ってなんかいい話っぽくなっるけど、これじゃ盗賊役をやってもいつも通りに終わっちゃいそうだよね」

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:24:49.40 ID:u8VxT+uQ0
藍子「加蓮ちゃんが菜々さんにやっていること……」

藍子「……盗賊役……」


以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:25:19.47 ID:u8VxT+uQ0
藍子「(あ、そうだ……! ええと、確か今日は……うん、Pさんがもう少しで帰って来る筈)」

藍子「(でも……)」

藍子「(……ううんっ。私は盗賊、ワルい盗賊役……! 今だけは、ワルい子だから!)」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:25:49.47 ID:u8VxT+uQ0
藍子「それなら……今日は一緒に、晩ごはんを食べたいなって」

菜々「……へ? 晩ごはん?」

加蓮「……それだけでいいの?」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:26:19.56 ID:u8VxT+uQ0
菜々「……そういうことなら、目一杯祝われちゃいますか!」

藍子「ありがとうございます! そうだっ。Pさんも呼んで、事務所でご飯にしましょう! 私、簡単な物なら作りますからっ」

菜々「それならナナも手伝いますよ! メイドカフェでも、メイドの誰かがいいことがあったらみんなでケーキを作る! その方が楽しめちゃいますからね!」
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:26:49.72 ID:u8VxT+uQ0
それから数時間後。
事務所の食堂には、色とりどりな……中にはちょっぴり不揃いになってしまったものもあるけれど、たくさんの料理が並びました。
営業から戻ってきたPも、3人のお願いをすぐに聞いてくれて。
"ぷちパーティー"は、無事開催されました。

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:27:19.69 ID:u8VxT+uQ0
――事務所の食堂(深夜)――

加蓮「すぅ……すぅ……」zzz

菜々「……うさみんは、じゅーななさい……」zzz
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 01:27:59.36 ID:u8VxT+uQ0


おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。クリスマスメモリーズばんざーい!!



34:名無しNIPPER
2016/09/01(木) 03:30:44.89 ID:3lBwbvid0

いつもとは違う藍子でちょっとどきっとした


35:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 12:14:53.30 ID:WzIXOuLDO
おつですー
加蓮が公演で死者役やってたネタはレンアイの方で触れて欲しいなー……なんて


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