14:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:57:44.36 ID:zsoczlY00
果南「ちょっとダイヤ。ユニット練習、やりすぎじゃなかった?マル疲労困憊って感じだったよ。」
ダイヤ「花丸さんが…?」
どこかに行っていたダイヤが戻ってきたタイミングで聞いてみる。
驚いたことにダイヤはきょとんと首をかしげていた。気づいていなかったのか。
果南「終わったらすぐ出て行っちゃうし…、どうしたのさ?」
ダイヤ「生徒会の用事で出勤していた先生に呼び出されてしまいまして…。そ、それで、花丸さんは!?」
果南「うん、まあなんとか大丈夫。少し休んだら回復してたよ。本当に気づいてなかったの?ダイヤらしくないね。」
ダイヤ「え、ええ…。迷惑かけましたわ…。」
しょんぼりしたダイヤは珍しくて、思わず笑ってしまいそうだった。
ふっと空気が緩んだのをきっかけに、もう1つ気になっていたことを聞いてみる。
果南「ダイヤ、さっき何でマルに注意しなかったの?振り付け結構遅れてたよ?」
果南「マル、気にしてた。まあ、私も気付けてなかったからこれはお互いさまなんだけどさ。」
ダイヤ「あ、そ、それは…。ええ、すみません。目が行き届いておりませんでした。今から謝ってきますわ。」
果南「あ、うん、お互い気をつけようね――って、ちょ、ちょっとダイヤ!」
ダイヤはそれだけ言うと、慌てて花丸の方に駆けて行ってしまった。
鞠莉「…?ダイヤ、どうかしたの?」
果南「あ、鞠莉、ううん、ちょっとね。」
鞠莉の肩越しに目をやると、頭を下げるダイヤと、顔の前でわたわたと手を振る花丸が見えた。
あ、善子が何かダイヤに怒鳴っている。善子はあれで友達思いだから…。
果南「ふふっ、たぶんもう大丈夫。」
ダイヤならすぐ仲直りできるだろう。鞠莉と喧嘩していた自分より、ずっと早く。
善子を挟んで話し始めた2人を見て、安心して息を吐いた。
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