15:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:59:18.29 ID:zsoczlY00
―――
今日は果南に少し怒られてしまった。花丸に注意を払えていなかったのは、あの時まとめ役だった自分の落ち度だ。仕方ない。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:01:04.24 ID:zsoczlY00
ルビィ「でねでね、果南さんったら――」
ルビィ「鞠莉さんがね!」
ルビィ「そこで善子ちゃんが鞠莉さんと…」
17:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:02:33.61 ID:zsoczlY00
部屋に戻り、何となく不安になった。花丸の一件も含めて、自分は今のAqoursに迷惑をかけていないだろうか。
そもそも自分は最後に加入したいわばよそ者。あまりに出過ぎた真似をしてはいないだろうか。
ここまで考えてかぶりを振る。Aqoursの皆は心優しい。そんなこと、誰一人として思っていないだろう。
18:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:04:48.18 ID:zsoczlY00
汗が付くといけないから、薄着の上から袖を通す。そう、これを着て踊ったのだ、新生Aqoursで。
――――トクン
不思議な、それでいて甘い高鳴りが胸を突く。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:09:09.24 ID:zsoczlY00
その晩、夢を見た。
夢の中で自分たちは3人で、海沿いの店でのんびりと寛いでいた。
食べきれるかどうか怪しいほど大きなパフェを、ちまちまと3人一緒につついては曲の相談を進める。
20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:12:55.38 ID:zsoczlY00
ピコン!
<かなん【今日暇してる?千歌と曜がダイビングしたいって言ってるんだけど、ダイヤもどう?】>
ピコン!
21:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:14:53.54 ID:zsoczlY00
しばらく横になっていると、ルビィが遠慮がちに部屋に入ってきた。
ルビィ「お、お姉ちゃん、どうしたの…?」
ダイヤ「ああルビィ、少し体調が優れなくて。朝ご飯は後ほどいただきますわ。」
22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:17:20.67 ID:zsoczlY00
その昼、夢を見た。
夢の中で自分は1人離れたところに立っていて、2人は背を向けてかなり前を歩いていた。
さらにその前には影が1,2,3,4……
23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:20:21.15 ID:zsoczlY00
ダイヤ「っは!…はあっ、はあっ、はあっ……!」
夢だ。汗で貼りついた髪をかきあげようとして、自分の頬が濡れていることに気づく。
いけない、このままではまたルビィに心配をかけてしまう。
24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:21:54.45 ID:zsoczlY00
日が傾きかけたころ、重い身体を引きずってシーツを変えることにした。
もともと体調には問題がない。動き始めたら案外快調だった。
少し気をよくしながらシーツと枕カバーを運んでいると、買い物袋を提げた鞠莉とばったりでくわした。
25:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 19:22:03.50 ID:+4o6bb1Go
期待
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