26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:25:56.56 ID:zsoczlY00
鞠莉「ほら、シーツが来るまでは横になれないけど、座っていなきゃ!」
ずいっと、冷えピタと薬が差し出された。熱はないと伝えたはずなのに。
ダイヤ「ひゃ、つめたっ!…ごほっ!」
そういえば一日中、水分すら摂っていなかった。
額と喉への突然の刺激に、過剰に反応してしまう。
鞠莉「ちょっ!ダイヤ大丈夫!?」
ダイヤ「え、ええ、少し驚いただけ…。んく…。」
鞠莉「うん、大丈夫大丈夫…。」
やたらと世話を焼きたがる鞠莉を目で制しながら、ふうと息をつく。
ダイヤ「それで、今日はどうしましたの?」
鞠莉「え゛、ダイヤ、それ本気で聞いてる?」
ダイヤ「え、ええ…。」
鞠莉「あっきれた。自分のことになるとてんでダメね。果南が聞いたら何て言うか…。」
鞠莉「かわいいかわいいダイヤさんをし・ん・ぱ・いして来たの!
果南は片づけがあるからどうしても来られなかったけど、心配してた。」
ダイヤ「あ、ありがとうございます。そうですか、果南さんが…。」
鞠莉「Of course、他の皆も心配してたんだから!」
ダイヤ「え、体調の話、言いましたの?」
鞠莉「そりゃダイヤだけ来てなかったら皆wonderでしょ?」
ダイヤ「あ、結局全員そろったんですのね…。」
鞠莉「そうね!さすがAqoursってところかしら!みんなの絆も最強ってね!」
ダイヤ「最強……そう、ですわね。」
そうかもしれない。自分も今のAqoursは率直に言って大好きだ。他学年の仲間もよくしてくれる。
そうか、最強。鞠莉はそう思っているらしかった。そして自分も。
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