過去ログ - モバP「第二の無人島事件」
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14: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/09/03(土) 12:02:21.98 ID:XrMpiq46O





「…この事は…ありすちゃんには…」


「…そうね、今不用意に不安にさせる必要は無いわ」


「雨がやめばスタッフも来れるだろうしね、その時に説明して対応は任せよっか」


非現実的な事が起きたからだろう。
皆んな、若干思考が鈍っていた。
何故だかテキパキと、事が決まっていく。


けれど、空気は非常に重い。
そんな雰囲気が強くて、何も言い出せず。
ありすちゃんにはまだ伝えないと言う事で話はまとまる。
そしてそれぞれ、一旦コテージに戻る事になった。


奏と文香はしばらく海辺に留まるらしい。
雨が強くなったら戻ると言っていた。
私も本当はその場にいたかったけれど。
辛そうな表情の奈緒を見て、手を引っ張ってコテージへ連れ戻す。


「…夢じゃ、無いよね」


「…そうだな…夢だったら良かったよな…」


虚ろな表情で返す奈緒。
まるで心にポッカリと穴が開いてしまった様だ。
ふらふらと視線を天井へ向け、ベットへ倒れ込む。


「…プロデューサー…!」


少しずつ、涙声になってきている。
無理に止める必要も無い。
私は、優しく奈緒を抱き締めた。






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