過去ログ - モバP「第二の無人島事件」
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17: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/09/03(土) 12:54:30.29 ID:XrMpiq46O





「…はい、奈緒の分」


「待て、その宿題は凛の分だからな?」


「先輩でしょ、このくらいぱぱっと終わらせないと恥ずかしいよ」


「えー…ってか、案外覚えて無いもんだぞ数学の公式なんて」


「なら運動方程式でもいいよ」


この際だ。
一気に押し付けておこう。


カリカリと、シャーペンの音だけが部屋を埋める。
こうしてみると、案外集中出来るものだ。
寧ろ現実から目を逸らしたいからかもしれないけれど。


二時間もすれば、問題集の半分以上は埋まっていた。
この分なら最初の授業の日には間に合いそう。
よかった、これでニュージェネ間での面子は保たれる。


こんこんこん


と、丁度一息ついてコーヒーにしようと思っていたタイミングでドアがノックされた。
鍵は掛けてないよーと返すと、傘を片手にありすちゃんが辛そうな表情で立っている。
何か、あったのだろうか。
嫌な予感がした。


「あの…もしよろしければ、一緒にトランプでも…」


成る程、あの空間が辛かったようだ。
少しでも緩和為るために私達を呼びに来た、と。
きっと弄られっぱなしだったのだろう。
かわいそうに、矛先を奈緒に代えてあげよう。


「じゃ、丁度ひと段落したし私達も混ざろうかな」


「6人入れば大富豪も楽しいしな。少しお菓子持ってくか」




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