118: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:17:46.29 ID:bKiWKF0C0
直下(今がチャンス!きっとこの辺を探せば、なにか見つかるはず……)
ガサゴソ
直下「あった!えーっと……こ、これは!今すぐ帰って報告しないと!」
119: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:18:38.70 ID:bKiWKF0C0
エリカ「……でも、他にもっといい口実があったでしょ」
みほ「いえ。あれも策のうちです。……恐らく直下さんは『江東水軍の都督は大洗の軍師に骨抜きにされている』とカチューシャさんに報告するでしょう。敵の油断も誘えて、一石二鳥の作戦です」
エリカ「だから!それじゃ私の汚名が天下に伝わっちゃうじゃない!」
120: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:19:27.42 ID:bKiWKF0C0
――カチューシャ軍総旗艦――
アリサ「あ、あの……どうして呼び出されたんでしょうか……?」
ノンナ「……これからあなたに、いくつかの質問をします。正直に答えていただけますね?」
121: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:20:02.51 ID:bKiWKF0C0
アリサ「違います!敵の計略です!」
カチューシャ「別に、どっちでもいいわ。あなたには特別な仕事を用意してあるの」
アリサ「仕事ですか……?」
122: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:20:41.32 ID:bKiWKF0C0
――江東軍本陣――
杏「逸見ちゃんの計略、うまくいったんだって?」
みほ「はい……ですが、もしかすると、カチューシャさんは気づいていた可能性があります」
123: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:21:11.95 ID:bKiWKF0C0
エリカ「私の計略が成功したわ。敵の水軍指揮官アリサはシベリア送りになったそうよ」
みほ「はい、そのようですね」
エリカ「……ところで、水戦の勉強は順調かしら?」
124: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:22:01.79 ID:bKiWKF0C0
エリカ「でしょう?ほら、これを使って書くといいわ」
みほ「ありがとうございます。……はい、書けました!」
エリカ「私も書けたわ。それじゃ、見せ合いましょうか」
125: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:22:39.03 ID:bKiWKF0C0
――カチューシャ軍総旗艦――
ノンナ「カチューシャ、客人が来ています」
カチューシャ「客?いったい誰よ?」
126: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:23:32.61 ID:bKiWKF0C0
カチューシャ「すごいわマコーシャ!兵法についても、政治についても、こんなに深く話せる相手は久しぶりよ!」
麻子「……そんなことはない。私くらいならばそこら中にいる……『臥龍』の西住さんとかな」
カチューシャ「さあ、もっとじゃんじゃん料理を運ばせるわ!いっぱい食べるのよ!」
127: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/10(土) 06:24:18.37 ID:bKiWKF0C0
麻子「そう焦るな。……船が揺れるのは、なぜだと思う?」
カチューシャ「なぜって……そりゃ、水の上だからでしょ」
麻子「そうだ。なら、陸の上と同じにしてやればいい。……船と船を、鎖で繋ぎ合わせるんだ。そうすれば、ある程度揺れは治まるだろう」
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