12:名無しNIPPER[saga]
2016/09/07(水) 00:20:26.96 ID:nkPm1PgN0
何が起きているか理解できずに座り込んでいた私だったが、背後から聞こえてきた声に振り向いた。
「なんだ? ラジオ体操?」
「ホラ、やっぱりバラエティ番組だよ」
「あん? また一人増えてるぞ?」
「おっ、また女の子じゃん」
黒い球体と私が半々くらいの割合で見られて、品定めをされるような視線に不快感が湧き上がる。
気がつけば数人の男が私と黒い球体を取り囲むように部屋にいた。
その中の眼鏡をかけた男が私に声をかけてくる。
「もしかして、君も死にかけたの?」
凛「えっ……しにかけ……死?」
山田「ああ、急にこんな事を言っても混乱するだけだね。まずは自己紹介をしようか、僕は山田雅史、練馬東小学校の教師です」
凛「あ……わ、私、渋谷凛」
山田「渋谷さんだね。ええと、簡単に説明するとだね、ここにいる人たち全員死にかけた人たちみたいで、君もそうじゃないのかなって」
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。