194:名無しNIPPER[saga]
2016/09/13(火) 23:54:32.12 ID:ktrUN1VI0
凛(人が、人があんなに、死んで……)
凛(何が、何があったの……)
ふらふらと歩いている私の目にまた二つの人影が飛び込んできた。
凛「うぁ……ぁぁぁぁぁ……」
女の人が胸を切り裂かれて血黙りの中で事切れている。
その傍に、玄野さんが腕と足を片方ずつ失って倒れていた。
凛「あ……ああぁ……なん、で……」
どこまでも続く凄惨な光景に私は気が遠くなり始めていた。
何が起きているのか、この光景は現実のものなのか、私には分からなかった。
凛「み、みんな、死んで……」
その場で崩れ落ちそうになった私だったが、玄野さんがかすかに動いたのに気が付く。
凛「!!」
私は玄野さんに近寄り、声を上げた。
凛「ねえ!! 聞こえる!? 生きてる!?」
玄野「……うっ」
生きている!
凛「何があったの!? ねえ!! 返事をしてっ!!」
玄野「……う……か、とう……は?」
凛「!!」
玄野さんは確かに今、加藤は? と私に聞いてきた。
加藤さんは、私の目の前で、もう……。
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。