349:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:32:20.39 ID:ADXiSWap0
私が見ても明らかだ、ものすごく緊張している。
私の事も見ているようで見ていない、頭の中が真っ白になっているんじゃないのか?
私はPを見てみる、だけどこの人は頭に手をやり二人に特に声をかけようとしない。
こんな状態の自分が担当するアイドルを放っておくのかと思ったら、Pは私を見てくる。
P「少し……いえ、何でもいいです。彼女達と話してみていただけないでしょうか」
凛「は? 何でもいいって……」
私の声にようやく二人は反応した。
未央「あ……しぶりん」
卯月「渋谷さん……」
今度は二人が私を見つめてくる、まるで捨てられた子犬のような視線で。
えっと……こんなときに「私、アイドルにならないからサヨナラ」なんて言えるわけがない。
私は当たり障りの無い言葉を選び声をかけた。
凛「あー、えっと、これから本番なんだよね? 頑張って」
未央「う、うん」
卯月「あ、ありがとうございます」
ああ、全然駄目だ。
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