432:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:43:18.57 ID:0t1AvvZr0
凛「ふっ……ふぅっ……ふぅっ……」
次で終わり。
アイツの攻撃を受けた時点で、私の体は切り裂かれるか、骨を折られ行動不能になるだろう。
凛「ふぅぅぅぅ……」
妙に落ち着いていた。
数秒後には訪れる確実なる死。
それを予感しながらも私は澄んだ水面のような、どこまでもクリアな感覚につつまれていた。
その私に誰かから声をかけられた様な気がした。
『しぶりん』
『凛ちゃん』
敵から目を離して振り向く。
あの二人の声が聞こえたような気がしたから。
誰もいなかった。
少しほっとした。
私の頭から、戦いの思考が消えて、あの二人の事が浮かび上がる。
それと同じタイミングで、私の視界の端にアイツの攻撃が見えた。
槍を上段に構え振り下ろしていた。
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