558:名無しNIPPER[saga]
2016/10/08(土) 06:06:03.23 ID:WoG/bsx80
次の日、早めについた私は先に喫茶店に入っていた。
コーヒーを飲んでいると喫茶店に入ってきた男女と目が合った。
凛「あっ」
玄野「あッ」
「どーしたのケイちゃん?」
玄野と前に玄野の学校で見た女の子だった。
手を繋いでる……あ、そういえば玄野ってこの子に告白してたっけ?
それなら、玄野の彼女ってことだね。
デート中のカップルにわざわざ話しかけるのも野暮だし、とりあえず視線を外す。
どうせこの後、玄野と会うんだ。今話さなくても問題は無い。
そう思っていると、玄野も私に声をかけることはせず、
玄野「タエちゃん、別のところいこーか。俺、ハラ減ったし、なんか食べたい」
多恵「それらならケイちゃんの家で何か作ろうか? 冷蔵庫に何入ってたかな?」
玄野「あッ、今日俺ん家に後で人くるからどっかで食べていこうよ」
やり取りをしながら玄野は喫茶店から出て行った。
仲よさそうだったな。それに玄野、あの子と話してるときは凄く幸せそうな顔をして……。
もしかして玄野が変わった理由って彼女ができたから?
恋が人を変えたってやつかな?
なんだかいいね、そういうの。
そうやって少しすると、未央と卯月がやってきて、時間になるまで私たちは喫茶店でお喋りをしながら待った。
そして、日も暮れ始めた時間、私たちは集合場所まで向かい、住宅街にあるアパートの前までやってきた。
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。