704:名無しNIPPER[saga]
2016/10/23(日) 23:18:57.19 ID:vwx1JBxi0
卯月「本当に、命をかけたゲームなんですよね……」
未央「そだね……」
二人が思い出すのは、黒服たちに向けられたマシンガンの銃口。
卯月「私達……凛ちゃんに逃がしてもらえなかったら、あの人たちに撃たれていたんでしょうか?」
未央「わかんない。でも、たぶん……」
二人とも分かっていた。
間違いなく自分たちは撃たれたであろうことを。
あの黒服たちから向けられる殺意を二人は感じ取っていたからだ。
身体を震わせながら再び押し黙る二人。
その状態がしばらく続き、卯月が視線を前に向けながら呟いた。
卯月「……昨日、私達、凛ちゃんに逃がし続けてもらっていましたよね」
未央「……うん」
二人に昨日の凛の姿が思い起こされる。
卯月「それだけじゃないです……凛ちゃん、あのゆびわ星人って宇宙人を……私たちの為に……あんな……」
未央「……」
1回目のミッションで空中から飛び降りた凛を眼で追って見た光景。
ゆびわ星人に飛びかかる凛の姿。
二人にとってその光景は圧倒的な力を持った恐ろしい敵に無謀に挑んでいく姿にしか見えていなかった。
二人は凛があんな恐ろしい相手に向かっていくことなど止めてほしかったが、二人の心配を余所に凛は2体もゆびわ星人を行動不能にして自分たちに前に連れて来た。
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