874:名無しNIPPER[saga]
2016/11/07(月) 02:37:08.43 ID:420g/KG10
凛はこの状況に困惑していた。
「あ、ありがとうッ! ありがとうッ!」
「い、生きてる……ありが……ありがとうございます……」
「うぁぁぁぁ…………えぐっ……」
凛「……え? 見えてる? 私の姿……?」
咄嗟に頭に手をやり、爆弾の作動に肝を冷やすが、背後から声をかけられその声に振り向く。
「大丈夫だ。頭の爆弾は作動しないみたいだ」
その声の主は、先ほど宇宙人に斬りかかっていた長髪の男。
男は一般人に優しい声色で話し始めた。
「あなた達は逃げたほうがいい、今この一帯は化け者達が蔓延っている。この先に逃げれば化け物たちはいないだろうから走ってくれ」
「わ、分かった。ありがとう、本当にありがとう」
「はいッはいッ!」
一般人はそのまま逃げ、この場には長髪の男とその仲間達、そして凛達が残った。
卯月「凛ちゃん!」
未央「しぶりん!」
「彪馬さんッ!」
「大丈夫ッスか!?」
この場にいる全員が彪馬と呼ばれる長髪の男と凛の元に駆け寄り、それぞれを気遣うが二人はそれを制しながらお互いに問いかける。
「助かッた。あんたのお陰で無駄な犠牲が出なくてすんだ」
凛「……あなた達は一体何者? この状況は一体何が起きているの?」
返ってきた声がかなり若い女性の声だったことに少し驚くが、男は続ける。
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