913:名無しNIPPER[saga]
2016/11/11(金) 17:58:49.53 ID:FElB3ewW0
その顔を見て、また凛の胸に波紋が広がる。
今度は自分が何をしたいのかが分かる。
この二人の事をもっと知りたい。
凛は装着していたバイザーを外し、自分も素顔を見せて、二人に名乗る。
凛「えっと、私、渋谷凛。私達は東京のチームで今回ミッションに参加しているんだけど、今回はいろんな地域からチームが集まって来ているみたい。あなた達はどこから来たの? どこのチーム?」
「…………渋谷……凛、ちゃん?」
ハードスーツの少女は、凛の顔を見て何か引っかかっているようだった。
何かを思い出そうとしているのだけど、後一歩で出てこない、寸前のところで思い出せないといった表情をしている。
だが、すぐに、
「あっ、思い出した」
凛「?」
加蓮「アタシ、北条加蓮。覚えてないと思うけど、中学一緒だったんだよ?」
凛「え……う、んん……」
思い出そうとするが、記憶に引っかかりもしない。
凛は自分にこんな感覚を感じさせる子だったら、忘れるわけが無いと思い、必死に記憶を辿っていたが、やはり記憶にない。
凛「ごめん……覚えてない……」
加蓮「あぁ、いいよ。気にしないで。中学一緒って言っても、私学校に行ったのって1回しかないから。私があなたを……同級生のみんなを卒業アルバムで見て一方的に知っているだけだからさ」
凛「1回しかって……」
加蓮「アタシ、小さい頃から体弱くて学校も碌に行けなかったんだ。それで、中学に入ったらさらに悪化して、病院から出られなくなって入院してたから、アタシの事を知ってる中学の同級生って多分いないと思うよ」
凛「そ、そう、なんだ」
中々に重い話を、笑いながら話す加蓮に少し戸惑いながら返す凛。
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