969:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 16:50:46.44 ID:mvxo5hdO0
武田「銃を渡すから使ッてくれ」
吉川「断る」
玄野「はァ!? あんた何言ッてんだよ!?」
吉川「普段使い慣れてねェ獲物より、俺はこれを信じる」
両手の剣を二人に見せて言い切る吉川。
武田「……わかッた。それならそうしてくれ、だが敵に剣は通用しないと言ッたのはあんただぞ。どうするんだ?」
吉川「俺が奴に接近戦を仕掛けて隙を作ッて見せる。その隙に銃で奴をぶッ潰してくれ」
玄野「お、おい、剣が蒸発するくらいの敵に接近戦なんて何を考えてるんだよ?」
吉川「当たらなきゃどーッてことはねェ。必ず隙を作ッてみせる、その隙を見逃すなよ」
武田「一歩間違えば死ぬぞ……」
吉川「ヤローには仲間を殺されてるンだよ!! ハラワタ煮えくり返ッてンだ!! 死ぬ死なねェッて話は後だ!! 今はヤローをどうにかしてぶッ殺す!! それだけだッ!!」
鋭い殺気を前方に向けながら覚悟を決めた顔で叫ぶ吉川に玄野と武田は口を閉じる。
この男には何を言ってももう止まらないのだという事が分かってしまったから。
玄野「分かッた。あんたが隙を作ッたら必ずボスを倒す」
吉川「オウ、頼むぞ」
武田「……名前を聞かせてくれ。俺は武田彪馬、神奈川チームを纏めている」
吉川「吉川海司、群馬……の人間だ」
玄野「玄野計、東京チームだ」
3人はお互いを名乗りあい、それぞれの顔を見合わせて行動を開始した。
玄野「死ぬなよッ!!」
武田「必ず生き残れ!!」
吉川「人の心配をしてんじゃねーぞ!!」
吉川は地面を踏み抜き、弾丸のように炎に向かって突進していった。
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