18: ◆/5mzbmBbN2[saga]
2016/09/07(水) 15:56:12.16 ID:iS3Fv1BX0
私は、日向君の事が好き。日向君が大好き。
きっと、罪木さんも日向君の事が大好きなんだと思う。
日向君は、私と罪木さん、どっちの方が好きなんだろう。
装置を使えば、一瞬で確かめる事もできた。けれど……
七海「おはよう、日向君」
日向「おはよう、七海。あれ、昨日かけてた眼鏡はどうしたんだ?」
七海「左右田君から借りたものだから、返して来たよ」
日向「そうか。まぁ、借りた物はしっかり返さないといけないからな」
罪木「お、おはようございまひゅ」
日向「おはよう、罪木。昨日はごめんな」
罪木「い、いえいえ……その、私みたいなゲロブタの事を考えてくださってありがとうございます」
私は、それをしなかった。
装置で気持ちを測るのは簡単だけど、それだけで片付けていい事じゃない気がしたから。
装置で出た数字が、きっと全てじゃないんだと思う。
だから、私は装置に頼らずに日向君と全面的に向き合っていく事にした。
日向君が、私と罪木さん、どっちを選ぶのかはわからない。もしかしたら他の女の子を選ぶかもしれない。
それでも、退いたら後悔しか残らない。だから……
七海「……大好きだよ、日向君」ボソッ
日向「何か言ったか、七海?」
七海「ううん、なんでもないよ」
私は、何時か必ずこの想いをぶつけるから。
だから、日向君も後悔しないようにまっすぐ気持ちをぶつけて欲しいな。
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