過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー!
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861:KASA[saga]
2017/03/04(土) 21:26:51.16 ID:NkPgFjMZO
■63日目 
福田さん流産





■64日目
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食堂で、誰かが言ってた。

「お地蔵様ってさ……生まれてこれなかった赤ちゃんを、供養する気持ちも込められてるんだって」

「…そうだったんだ……」



みほ「……。」

みほ(池の周りの路地に、たしかお地蔵様があった……)

 行ってみる。
 オレンジペコさんがいた。しゃがんで目をつむり、お地蔵さんに手を合わせてる。
 道端のそのお地蔵様は、ちょうど新生児くらいの大きさ。頭にかぶせられている綺麗な真新しい頭巾は、良く見れば聖グロリアーナの赤いスカーフ。

みほ「……。」

ペコ「あ……みほさん」

みほ「隣、いいですか」

ペコ「ええ、もちろん」

 しゃがんで一緒に合わせる。
 お地蔵さんは、とても優しくて穏やかな表情。
 その安らかな顔を見つめる──気が付けば、涙が頬を伝っていた。
 ペコさんも、隣で鼻をすする。

 昨日の夕暮れ、福田さんの赤ちゃんが流れた。

 その時、オレンジペコさんは誰よりも大声をあげて泣いていた。
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■65日目
赤ちゃんの命の意味を考える。
この命に何か意味をあげたい。
せめて、この子達が生きていた事を何かに残したい。
→センター側の人に相談。
→話の終盤、今回の事件で流産した赤ちゃんのために神社の建立が決まる。本社を皇居の一角に。分社を各地方に。





■66日目
センター長から説明。
世界中で再び流産群発。
原因はまだ特定できない。申し訳ない。

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 センター側から不思議な履物が支給された。

アリサ「何これ……おむつ、みたいな……?」

 その履物の意味を考えて、誰もがゾッとした。

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 産婦人科の女医さんやカウンセラーの人を招いて流産についての講演会が催される。

 流産の精神的肉体的苦痛がいかなものであるか。
 回復にいたるまでの一般的な変遷等々。
 更に、流産体験者の方を招いての質疑応答なども。

 覚悟を決めろと、暗に告げられている。
 
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