過去ログ - 【ガルパン】優花里「ENDLESS SUMMER NUDE」 -SS速報VIP

過去ログ - 【ガルパン】優花里「ENDLESS SUMMER NUDE」

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21:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:42:12.26 ID:5sfirbm1o
「え？　最後？」

思わず訊き返しましたが、西住殿は答えませんでした。

「今日は、戦車を見てもらって…」

22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:43:41.93 ID:5sfirbm1o
「優花里さん、今度は“ほ”が多過ぎ。何だか笑ってるみたい」

「す、すみません……でもそんな、それこそ本当にいいんですか！？」

「うん」

以下略

23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:45:05.63 ID:5sfirbm1o
「晩御飯の用意ができたらお手伝いさんが呼びに来るから、それまで待ってて」

格納庫から私の部屋に二人で戻ると、西住殿はそう言ってどこかへ行きました。

それにしてもすごいおうちです。

以下略

24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:46:25.16 ID:5sfirbm1o
晩御飯の時には意外なことがありました。

私はてっきり、西住殿の御家族の皆さんと食事をするものと思っていました。

でも私が一緒に御飯を食べたのは、西住殿と姉上殿だけだったのです。

以下略

25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:48:21.28 ID:5sfirbm1o
晩御飯を食べている間、西住殿は無口でした。私は姉上殿とばかり話していました。

西住殿は駅前で「うちのお姉ちゃん、怖くないから」と言っていましたが、その意味が分かりました。

姉上殿はすごくいい人だったのです。

以下略

26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:50:01.80 ID:5sfirbm1o
そして姉上殿は、自分が喋るばかりではないのです。

私へ大洗の学園艦の様子を訊いてきたりして、こちらが話すきっかけを何度も作ってくれました。

だから、どちらか一方だけが喋りまくるということにならないのです。

以下略

27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:51:08.69 ID:5sfirbm1o
お料理はすごく美味しいものばかりでした。

楽しいお喋りと、美味しい食事。

今日は戦車も見学させてもらったし、最高の一日です。

以下略

28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:52:51.24 ID:5sfirbm1o
こんな顔の西住殿を見たのは初めてです。

笑っているような、でもちょっと困っているような、曖昧な表情。

ほかの幾つもの表情も混ざり合って、結局どの表情にもなっていない顔。

以下略

29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:54:18.26 ID:5sfirbm1o
私は急いで立ち上がりました。

「ご、ごちそうさまでした。すごく美味しかったです。部屋に戻ります」

「お粗末様でございました」

以下略

30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/09(金) 19:56:49.48 ID:5sfirbm1o
自分の部屋へは何とか一人で辿り着けました。

明かりを点けてドアを閉めると、ベッドの上に倒れて大の字になりました。

ぼーっと天井を見上げます。

以下略

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